WPC EXPO
    2003
今年のテーマも「ユビキタス」であり、あまり期待はしていなかったものの、
以外な所で収穫があった。
今年は会場を幕張メッセに移しての展示会となった。
(開催日:2003年9月17日〜20日まで)

D−Snap
にぎわうPanasonicブース。
その最大の目玉であるデジカメ「D−snap」を取り上げてみた。
(右写真はクリックで拡大)


拡大版はクリック 驚いたのはまずその薄さだ。
厚さ約9.9mmの中に、
静止画、動画はもちろん
音楽再生機能までついている。

体感して見たがまさに名刺サイズ。
発売は10月らしいが、実売で3万前後らしいので
安い方ではないだろうか。

携帯にデジカメが付く時代だ、不思議ではないが、
技術の進歩は止まらない。

コンパニオンのおね〜さんに1枚もらった(笑)
まさに手のひらサイズがわかるだろう。
(拡大版は写真をクリック)


比較的大きくブースを構えていたLindowsOS。
Windowsに名前が似すぎている為、MSが激怒したのは有名。

実際に体験してみたが、画面操作はWindowsそっくりだ。
ただ、アプリケーションの起動があまりのも遅いのが気になる。

要はOSのプラットホームの違いなのだが、UNIXの知識が少しないと
乗り換えは難しいと思う。

MSを応援する訳ではないが、ここまで浸透したWindowsを
切り崩すのは容易ではない。
企業などの乗り換えはともかく、初心者層を受け入れるには
まだまだ難解すぎる。


結構以外だっだのが、TAKARAのブース。
右の写真の携帯端末(試作機)にアンテナを内蔵しており、衛星から電波をキャッチし、
どこでも放送が見れるシステムだ。
出資企業も東芝やNTTデータなど、そうそうたる企業が名を連ねている。
本格的な衛星は今年に打ち上げらしいが、画質、音共にかなりのレベルを誇っていた。

地上波のデジタル化も重荷を背負いつつ進んでいるが、こちらの方がはるかに
現実味がある様に思った。


第三世代携帯で遅れを取ったドコモを尻目に、独走を続けているauのブース。
ブース内ではGPSカメラ付き携帯と、PCの連動を見せてもらったが、
精度は携帯レベルながら、なかなか面白かった。
進化の止まらない携帯だが、次は地上波デジタルTVの鑑賞だろう。
どこまで進むのか楽しみでもある。


去年と同じテーマながら、見方によっては
いろいろと楽しめた催しと言って良いと思う。

マイクロソフトのブースもばかでかく構えていたが、興味はわかなかった。
まだまだ独走を続けそうなMSだが、
PC業界にも新しい風を入れる時がそろそろ来たのかも知れない。

2003年9月21日 UPDATE