今年はTV放送生誕50周年と言う事と、12月から3大都市でスタートが切られる、
地上波デジタル放送の全貌も念頭に入れ、取材してきました。


とぼしい今回の内容の中、唯一目に付いたのが上記の
Blu-ray(ブルーレイ)でした。 
左記のプラズマディスプレイ再生画像が
このSONY製ディスクとコンポーネント端子で結ばれており、
チャンネルサーバー(おそらくコクーン)を使用しています。
ブルーレイは次世代のディスクとして大変注目かつ、
有力な媒体です。
再生画像もなかなかのものでした。
<SONY Blu-rayサイト>


現在、着々と対象地域はアナアナ変換(アナログ周波数変更作業)が行われている
地上波デジタル放送の一部です。
TOPにも書きましたが今年12月に3大都市を皮切りに、
2006年、そして2011年をアナログ放送最後とすべく計画が進んでいます。
左記の画像はイメージ的な映像(データ放送)で、右記の画像は地上波デジタルの
タワーとして新しく建設予定(名古屋)されているものです。
東京ではすでに東京タワーに工事を施し、準備は進んでいます。

しかし、地上波のデジタル化は問題点も多く、このまま突っ走って
BSデジタルの二の舞にならなければ・・・と思いますが。
何しろ、BS放送と違い普及率が全国レベルな為、アナログ→デジタルの移行は
「画像が綺麗・・・」だけじゃすまない問題ですので。
膨大な移行予算の裏には、多大なリスクも隠されています。

毎年、懲りなくこの展示会に行っていますが、これほど進展の無い物も珍しいかと思われます。
BSデジタル放送も何かないかと探して見たのですが、1年前と変わらずです。
今回は展示会のタイトルが「デジタル放送ふれあい広場」になっていましたが、
進展のないデジタルは無用なだけでなく、予算の無駄使いです。

会場でどなたかが「まあ、綺麗」と画像を見て言われていました。
そう、確かに綺麗なんですそこで見ている分には。(最高のセッティングをしていますからね)
しかし家庭で見る時、どんな条件で綺麗に見れるのか、双方向放送はこれだけ便利ですって言うのが
展示会もしくは、量販店に行かないと体験できないのは致命傷です。

もっと普及をと望むNHKですが、予算が膨らむばかりでは先は見えません。


2003年5月3日 UPDATE